ベジタリアンのモリッシー、七面鳥料理とオバマを非難

2013年12月2日 19:16

印刷

記事提供元:Billboard JAPAN

ベジタリアンのモリッシー、七面鳥料理とオバマを非難

 動物愛護運動家で筋金入りのベジタリアンとして知られるイギリス人シンガー、モリッシーが、アメリカの伝統的な七面鳥料理を非難し、オバマ大統領に向けて辛らつな批判をした。

 モリッシーは自身のファン雑誌『True To You』において“サンクスキリング”というタイトルでいつもの不満をぶちまけている。

 1985年には当時所属していたザ・スミスでアルバム『ミート・イズ・マーダー』(肉は殺し)をリリースしたモリッシー。ファン雑誌に「どうかオバマ大統領のひどい手本を無視してください。“サンクスギビング”の名のもとに、4,500万羽の鳥が電気ショックの水槽の中に引きこまれ、その後、喉を切り裂かれる。そして大統領は、ははは、実に面白いと笑うのです」と綴っている。

 さらに、「PETAのイングリッド・ニューカーク会長が指摘するように、七面鳥の肉は“わが国の主要な殺し”のひとつであり、また、たっぷり詰まった動物性脂肪とコレステロールは、人間の心臓マヒや脳卒中を引き起こします。そしてオバマ大統領は笑うのです。そのうえ人間が引きおこす温室効果ガス排出の51%は食肉産業の責任です。従って、呆れるほど愚かなホワイトハウスの“七面鳥の恩赦”(恩赦と称して2羽の七面鳥を選ぶ恒例行事)は、ひどく残酷で環境に無責任な業界を公然と支持するものです。そしてオバマ大統領は笑います」と続けている。

 なお、モリッシーが最近の自身の健康問題をすっかり忘れているのは明らかだ。

■関連記事
モリッシーまた謝罪……資金不足で南米公演中止に
病気続きのモリッシー、ついに米ツアー全日程を中止
“動物殺戮者”の出演に抗議し、モリッシーがTV番組をキャンセル
病に倒れていた元ザ・スミスのモリッシー ツアー再開へ
マックも閉店……モリッシー、公演会場から肉料理を排除!?

※この記事はBillboard JAPANより提供を受けて配信しています。

関連記事