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コンパクトな新型スポーツツアラー「LEVORG」、搭載エンジンは2種
新型スポーツツアラーとして来春発売される「LEVORG」[写真拡大]
富士重は東京モーターショー、プレスデー初日の早朝に世界のメーカーの先陣を切ってプレスカンファレンスをスタート。朝一番だというのに開始1時間前には大勢のカメラクルーが三脚と脚立で撮影取材スペースを確保していた。
スバルが注目を集めるのは当然だ。同社の旗艦車種レガシィの次期モデルが同日のLAオートショーでワールドプレミアとなるのに対し、ここ東京ではまったくの新型“スポーツツアラー”としてLEVORG(レヴォーグ)が世界初公開されるからだ。
同車のポイントは、富士重のリリースでは触れられていないが、北米マーケットを照準に大型化したレガシィとは別に、国内の“スバリスト”達に向けた新しくてコンパクト。そして何よりスバル車らしい「運転して愉しい」フルタイム4WDのスポーツワゴンの提供だろう。
もちろん、25年前にデビューした初代レガシィ・ワゴンから連綿と続くスポーツカーを凌駕する速さと回頭性の良さを兼備したモデルを発売することだ。新型は来春早々に発売とリリースされたが、1月4日から全国ディーラーで予約をスタートさせる。
さて、コンパクトなボディは全長×全幅×全高4690×1780×1485mm、ホイールベース2650mm。これは、先代(4代目)レガシィとほぼ同じ寸法である。全長は5ナンバー枠に収まり、全幅は4代目レガシィと同じ理由、つまり「衝突安全性と軽量化の合致点」を検討した結果といえそうだ。車重は、1.6リッター車が1540kg、2リッター車が1570kgだ。
事前の情報ではエンジンは“テンロク”とされていたが、2種となった。まず、1.6リッター水平対向4気筒直噴ターボ“DIT”は、170ps(125kW)/4800-5600rom、25.5kg.m(250Nm)/1800-4800rpmのアウトプットをレギュラーガスで発揮する。
もう1基の2リッター水平対向4気筒直噴ターボ“DIT”は、300ps(221kW)/5600rpm、40.8kg.m(400Nm)/2000-4800rpmを発生、こちらはプレミアムガスを要求する。いずれも国産車として稀な、広い回転域で最大トルクを発生しているのが特徴だ。
組み合わせるトランスミッションはリニアトロニックで走行モードが選択できる“SI-DRIVE”が備わる。加えて2リッター車は“スポーツ♯”モード時に8段ステップの変速が可能なスポーツリニアトロニックとなる。これらの組み合わせで、1.6リッター車の燃費はJC08モードで17.4km/リッター、2リッター車は13.2km/リッターを達成している。
安全装備についても、全車に新世代“Eye Sight ver.3”が標準装備。そのプリクラッシュブレーキの許容速度は時速50kmまでと向上した。前車に自動で追従する“全車速追従機能付きクルーズコントロール”には「ブレーキランプ認識制御“が新機能として追加された。
新型LEVORGは全4グレード。価格は未定、ディーラーで確認されたい。(編集担当:吉田恒)
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