トヨタ、中国にHV用電池製造の合弁会社を設立 HVユニットを現地生産へ

2013年11月15日 10:31

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 トヨタ自動車は14日、常熟新中源創業投資、プライムアース EVエナジー、トヨタ自動車(中国)投資との4社で共同出資し、中国の江蘇省常熟市にハイブリッド用電池製造会社「新中源トヨタエナジーシステム有限会社」を設立したと発表した。

 トヨタは現在、トヨタ自動車研究開発センター(中国)(TMEC)を中心に中国産ハイブリッドユニットの開発に取り組んでおり、2015年頃に発売する車両への搭載を予定している。2015年頃を目標として、この中国産ハイブリッドユニットを搭載した車両を一汽集団との合弁会社、広汽集団との合弁会社でそれぞれ生産・販売していく計画。

 今回設立した新会社では、TMECで開発をしているハイブリッドユニットの主要コンポーネントの一つである、電池の組み立てを行う。

 新会社は今後、電池の組み立てに関する施設の建設、設備の導入を行い、2015年中の稼動開始を目指していく。

 新会社は資本金が975万ドル(約9億7,700万円)、総投資額が2,437万ドル(約24億4,000万円)。出資比率は、常熟新中源創業投資が50%、トヨタ自動車が35%、プライムアースEVエナジーが10%、トヨタ自動車(中国)投資が5%。生産能力は年間約11万基。

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