三菱自動車、電気自動車「i-MiEV」に価格引き下げの新上級グレード 実質205万円から

2013年11月15日 09:47

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電気自動車「i-MiEV」の新グレード「X」(写真提供:三菱自動車)

電気自動車「i-MiEV」の新グレード「X」(写真提供:三菱自動車)[写真拡大]

 三菱自動車は14日、電気自動車「i-MiEV」に新グレード「X」を設定して販売開始すると発表した。航続距離などの基本性能は従来の上級グレード「G」と同じながら、価格を約90万円引き下げて290万1,150円とした。

 新グレード「X」は、エコカー減税(免税) と平成25年度クリーンエネルギー自動車等導入対策費補助金(上限85万円) を適用することで実質価格が約205万円からとなる。一充電の走行距離は180km。

 一充電の走行距離が120kmのエントリーグレード「M」も従来モデルより約19万円価格を下げ、245万9,100円とした。平成25年度クリーンエネルギー自動車等導入対策費補助金(上限740,000円)を適用することで約172万円からとなる。

 また、運転席・助手席シートヒーターや急速充電機能などの装備を充実させた。

 同社は、軽商用電気自動車「MINICAB-MiEV VAN」についても一部改良した。暖房をサポートするため、シートヒーターを従来の座面に加え背面まで拡大するなど快適性を向上させた。

 また、平成25年度クリーンエネルギー自動車等導入対策費補助金(上限61万円)を適用することで、「CD10.5kWh」において約156万円からとなる、手ごろな価格設定とした。

 同社は、2009年7月に、「i-MiEV」の販売を開始。2011年12月に「MINICAB-MiEV VAN」、2013年1月に「MINICAB-MiEV TRUCK」を販売した。電気自動車の累計販売台数は、国内では約14,000台、全世界で合計約36,000台となっている。

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