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韓国でInternet Explorerが独占的なシェアを持つ理由
あるAnonymous Coward 曰く、 世界的に見ると、Internet Explorerのシェアは近年減り続けているが、韓国ではまだIEがトップシェアを保っているそうだ。その理由は「韓国では多くのサイトでActiveXが使われているから」などと言われているが、ActiveXが使われている理由として韓国が独自に開発した暗号化技術「SEED」の存在があるらしい(本家/.)。
この暗号化技術は韓国国内でしか使われていないため、これをサポートするライブラリやWebブラウザはなく、IEでしか使えない専用のActiveXを利用する以外に利用する手段はないという。しかし、韓国では14年前にネットショッピングやネットバンキングなどのサービスではこの暗号化技術を使って通信内容を暗号化するように規定した法律が制定されており、そのためWindowsとInternet Explorerの組み合わせ以外ではネットショッピングもネットバンキングも利用できないという状況になっているそうだ(WashingtonPost)。
このような状況にユーザーからは不満の声があるようだが、このルールのためにPayPalのような新しい課金システム業者の参入が防がれていることもあって、銀行やクレジットカード業者といった既存の決済事業者や政府関係者はこのルールを支持しているという。
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