単一電子トランジスタ素子の制御性を大きく向上させる技術が開発される

2013年11月6日 20:04

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記事提供元:スラド

 東京大学の平川一彦教授および柴田憲治特任講師が、従来のものと比べ「100倍効率良く制御できる」という単一電子トランジスタ(SET)を作製した(日刊工業新聞Nature Communications掲載論文)。

 単一電子トランジスタは、電子1個を閉じ込めた量子ドットという微少な半導体結晶を利用し、電子1個の動きを制御できるトランジスタ。電子1個単位での制御を行えるため、LSIの微細化や量子コンピュータの実現に利用できる可能性がある。

 単一電子トランジスタはすでに室温で動作するものが開発されていたが、その特性の制御が難しかったという。今回発表された研究結果では、その課題を解決できるもののようだ(マイナビニュース)。

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