【材料でみる株価】ユーグレナは大腸ガン抑制効果判明、食料、バイオ燃料に続きますます有望、株価倍増の期待

2013年10月31日 07:27

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  ユーグレナ <2931> (東マ)は、社名にもなっている微細藻類『ユーグレナ』(日本名ミドリムシ)について、大腸ガン抑制効果を有することが兵庫県立大学との共同研究によって判明した。これによって機能性食品、バイオ燃料としての有望性に加え医薬品利用分野への期待が高まっている。

  『ミドリムシ』はムシと名はついているが藻の一種で二酸化炭素を吸収して光合成で育ち、同時に細胞を変形させて動くことができる。植物と動物の両方を併せ持つ特徴がある。

  とくに、ビタミン類、必須アミノ酸、DHAなど59種類の豊富な栄養素を持つ食材として注目され将来の地球上の食糧危機の救世主として期待されている。また、ヤシの実の十数倍の油性分を含むことからバイオ燃料としても有望で、2020年の東京オリンピック開催までにはジエット機燃料として実用化を目指している。

  今回、ミドリムシに含まれる『パラミロン』という成分が大腸ガン抑制効果を有することが判明した。

  石垣島でミドリムシの大量培養に世界で唯一成功している。

  東大発のベンチャーで昨年12月に上場した。上場時始値は3900円で分割前の今年2月には1万5900円と買われている。今年春と秋の2回、株式5分割を実施している。

  分割修正チャートに置き換えてみれば、8月に995円と瞬間4ケタを割ったものの、すぐに引き戻して現在は1500円前後でモミ合っている。

  11月11日に2013年9月期決算を発表の予定で1株利益は34.2円の見通し。PERは高いものの、将来性のある材料ということでは当然だろう。決算発表で今期見通しやミドリムシの好展望についての具体的な話が出ればモミ合いを上放れるだろう。権利修正での高値3302円(13年5月)へ挑戦が期待され株価倍増の可能性がある。モミ合いは好仕込み場だろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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