『秘密』毒が強まるほど高まる人気…チソンの魅力の秘密とは?

2013年10月26日 19:58

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俳優チソンの魅力が止まらない。

俳優チソンの魅力が止まらない。[写真拡大]

 俳優チソンの魅力が止まらない。

 チソンは現在KBS水木ドラマ『秘密』(脚本:ユ・ボラ、チェ・チョルホ、演出:イ・ウンボク、ペク・サンフン)でミニョク役を熱演中。

 ミニョクのユジョン(ファン・ジョンウム)に対する嫌がらせは果てしなく続いているが、彼の復讐がエスカレートすればするほど女心は彼の方に傾いている。一体この“毒々しい男”チソンの魅力とは・・・!?

■執着とストーキング、一体どこまで続くの…?
 チソンの復讐は、『秘密』の緊張感をリードする力となっている。愛する恋人をひき逃げ事件で失った財閥2世の純情・・・。固く決意した復讐心は、彼に関わる全ての人間の人生を変えてしまう。

 チソンの復讐心は、常にファン・ジョンウムに刃を向けている。そしてその刃は苛酷且つ残忍だった。

 仮釈放を妨害するため同僚に罠をしかけられたり、児童虐待罪の濡れ衣を着せられ息子を奪われたり・・・。挙句の果てには、愛する恋人ペ・スビンとも引き離された。

 子どもを奪われ悲しむファン・ジョンウムに向かって「元気そうだな。顔色もいいし」とあざ笑う男。金を使って人権を踏みにじる男。ファン・ジョンウムが『秘密』を通じて得た“悲恋の女”というタイトルは、チソンの悪行があったからこそ可能だった。

 人間のやることとは思えないほど残酷な仕打ち。しかし、彼の悪行がエスカレートすればするほど視聴者の反応は熱くなった。第1話5.3%でスタートした視聴率は、いつの間にか15.3%まで跳ね上がった。

■残忍の中の憐憫・・・だから更に惹かれる
 果てしなく続くチソンの復讐。しかし、視聴者が納得することのできた基本的ベースはしっかりとしたシナリオにあった。

 唯一愛した女性を守ることが出来なかった罪悪感。彼女に対する恋しさと憐憫があったからこそ“復讐”に当為性を付与することができた。“どれだけ愛していたらあそこまで・・・” という思いが、チソンの悪行がエスカレートするごとに強くなっていく。

 特に『秘密』は、“復讐”という1次元的ドラマで終わりはしなかった。自分によって破滅していくファン・ジョンウムを見つめながら感じる憐憫と愛、そしてこのような感情から抜け出そうとするチソンのあがきが描かれ、視聴者をどんどんドラマの中に引き込んでいく。

 特に、これまでSBSドラマ『ボスを守れ』やMBCドラマ 『ニューハート』などの作品でジェントルマンのイメージを固めてきたチソンが、今回“全てを捨てて変身”したため、更に大きな関心が注がれているのだ。

■更なるどんでん返しの序幕
 これまで『秘密』を引っ張って来たストーリーの中心は、ひき逃げ犯をファン・ジョンウムだと信じ疑わなかったチソンの誤解だ。

 しかしこの誤解は、23日の放送で崩れた。チソンはペ・スビンに向かって「何を隠しているのか、オレよりもよく分かっているはずだ。この世に永遠の秘密なんて存在することができるのだろうか」という意味深な言葉を投げかけ、これまでの大きな誤解が真実に近づいたことを予告した。

 そして、これまで一つ二つと敷かれていた伏線は、単純に“ひき逃げ事件の真犯人”に対する真実だけを指しているわけではなかった。ファン・ジョンウムをめぐる一連の事件に対する更なるどんでん返しが予告された中、『秘密』の中に隠されたもう一つの秘密が徐々に明かされ始め、その結末に対し注目が集まっている。

 なお、『秘密』は、愛する恋人を殺した女性と恋に落ちる激情メロドラマ。チソン、ファン・ジョンウム、ペ・スビン、イ・ダヒらが出演し、毎週水木曜日の夜10時に放送中。(翻訳:宮本りさ)

※この記事は재경일보提供の記事を日本向けに翻訳・編集したものです。

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