スパムの最多送信国は?

2013年10月26日 16:06

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記事提供元:スラド

あるAnonymous Coward 曰く、 ソフォスが発表した「スパム送信国ワースト12」の最新データによると、スパムを一番多く送っている国は米国のようだ(プレスリリースNaked Securityの記事Security NEXTの記事)。

米国のスパム送信数は前回の13.8%からわずかに上昇、全体の14.6%を占める結果になった。次に多いのがベラルーシだが、こちらは前回の11.7%から5.1%へと半減しているとのこと。一方でインド(4.7%で3位)やイラン(3.3%で9位)がランクアップ。ちなみに日本は全体の1.3%を占め、ランキングでは23位だったとのこと。

 米国からのスパム送信は2012年に大幅に減少し、インドが逆転して1位となっていた。しかし、2012年末から増加して再び1位となり、2013年は1位を保っている(Naked Securityの記事2)。一方、ベラルーシは昨年ランキング圏外だったが、2013年に入ってランキング入り。第2四半期には2位に上昇している(Naked Securityの記事3)。なお、ベラルーシの人口は米国の30分の1以下であり、国民1人当たりのスパム送信数でみると米国の11.1倍になるとのこと。そのため、人口比で算出したスパム送信ランキング(人口30万人以上の国限定)ではベラルーシが1位となり、これにウルグアイと台湾が続く。

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