【銘柄フラッシュ】最近上場のバリューHRとエナリスがストップ高となり不動産株が軒並み高

2013年10月9日 16:34

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  9日は、決算発表の好調だった太平洋セメント <5233> が終日堅調で2.9%高だったほか、為替が10時頃から円安基調となり、トヨタ自動車 <7203> などが反発幅を拡大。午後は米国の財政問題について米商務長官が明るい展望を述べたと伝わり、野村ホールディングス <8604> の2.2%高、三菱UFJフィナンシャル・グループ <8306> の2.1%高など金融株も上値を追った。不動産株も9月の空室率が明日発表と伝えられて三井不動産 <8801> の4.3%高など軒並み高。

  ブレインパッド <3655> は11時にかけてビッグデータの活用事業について日立製作所 <6501> と協業との発表が伝えられ、急伸して約1カ月ぶりに1400円を回復し大引けは11.0%高。リケンテクノス <4220> は9月初に強化ガラスと同じ硬度で重さ10分の1のフィルムを開発しスマートフォン向けに期待とされて急伸した相場から1ヵ月経過し休養十分とされて再騰10.8%高。

  昨日新規上場の自然エネルギー発電企画や大口電力トレーディングを行なうエナリス <6079> (東マ)は9時54分に公開価格280円の2.9倍の810円で初めて売買が成立し、初値を形成。後場はストップ高の867円まで上げてそのまま終了。また、上場4日目のバリューHR <6078> (JQS)は前場ストップ高の4530円(700円高)をつけて上場初日の高値を更新したままストップ高で終了。

  東証1部の値上がり率1位はセメントのデイ・シイ <5234> の15.2%高となり緊密な太平洋セメント <5233> の四半期決算が好調だったため同社にも期待とされて出直り拡大、2位はエーアンドエーマテリアル <5391> の13.1%高となり親会社の太平洋セメント好調のため思惑強まり出直り拡大、3位はサンフロンティア不動産 <8934> の11.4%高となり明日の大都市圏の空室率発表に期待とされて不動産株全面高に乗り出直りを強めた。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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