【編集長の視点】ディジタルメディアプロフェッショナルは再騰展開が有望、新作ソフト関連人気、業績上向く

2013年10月9日 09:03

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

<銘柄ウオッチ>

  ディジタルメディアプロフェッショナル <3652> (東マ)は、年初来安値502円から連続スットップ高を交えて年初来高値988円までほぼ倍化し、急騰幅の3分の2押し水準まで調整したが、新規リリースのゲームソフト向けのグラフィックスIPコア関連人気は、これから本番を迎えるだけに、再騰は有望である。今3月期業績も、収支トントンと持ち直す予想にあり、PBRも0.6倍評価に甘んじているだけに、突っ込み場面は仕込み好機となりそうだ。

  同社株の年初来安値からのストップ高は、同社と3DグラフィックスIPコアでつながりの強い任天堂 <7974> の3DS用ソフト「パズドラZ」の予約が開始されたことで、ニンテンドー3DS関連人気が高まったことが背景となっている。同ソフトは、ガンホーオンラインエンターテインメント <3765> (JQS)が、リリースして月商100億円超のヒットを続ける「パズル&ドラゴンズ」の3DS版であり、任天堂にとってのロングセラーとなっている「ポケモン」シリーズと同様の高人気につながるとの観測が強まっている。発売日は、12月12日とみられており、DMPの株価にとっても、予約開始の第一幕から第二幕、第三幕の再人気化が有望となっている。

  業績についても、今3月期業績は、売り上げ8億円(前期比11%増)と増収転換し、経常利益は収支トントン(前期は3600万円の赤字)、純利益も収支トントンの持ち直しを予想しているが、これは、新規シムテムLSIの開発が7顧客の間で続き、この開発費負担が先行するためだ。新規シムテムLSIの量産開始は、今期に2顧客、来期3顧客、再来期2顧客を予定しており、業績高変貌期待も高まる。

  株価は、今期第1四半期の連続赤字で突っ込んだ年初来安値から同高値まで倍返し合計3回のストップ高を繰り返して倍返しするなど急騰習性には定評がある。突っ込み場面は逆張り妙味を示唆している。(本紙編集長・浅妻昭治)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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