J.フロント:8月の百貨店売上は5.5%増、高額品のほか盛夏商材が好調に推移、パルコは0.2%増

2013年9月17日 16:55

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記事提供元:さくらフィナンシャルニュース

【9月17日、さくらフィナンシャルニュース=東京】 J.フロント リテイリング(東・名:3086)が17日に発表した連結営業報告によると、2013年8月度の百貨店事業の既存店売上高は前年同月比5.5%増だった。1月31日に営業を終了した大丸ららぽーと横浜と大丸新長田、銀座地区再開発のため6月30日でいったん営業を終了した松坂屋銀座店を加えた全店ベースでは同2%増。8月は、ラグジュアリーブランドや美術宝飾品、家具・敷物が大きく売上を伸ばした。また、猛暑によりTシャツやパラソル、涼感寝具といった盛夏アイテムが好調に推移したほか、中旬以降はワンピース や紳士スーツなど秋もの定価商品にも動きが見られた。

 パルコ事業は同0.2%増。猛暑により、水着や機能性素材のインナーウエア、家電(エアコン)、カフェなどが好調に推移したことに加え、下旬からは衣料品をはじめ身回品、雑貨、グルメ・食品など、全アイテムで秋の商材が順調に立ち上がった。

 卸売事業の大丸興業は16.7%と大幅なプラス。ソフトビジネス部門で靴などのファッション雑貨や調理用品が好調だったことに加え、食品部門で水産品が大幅に売上を伸ばした。クレジット事業のJFRカードは、加盟店手数料収入の増加やリボ払いを利用する顧客が増加し、同5.6%増。その他の事業は、J.フロント建装が前年の大型改装工事で計上した売上の反動減で大幅なマイナスとなった。【了】

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