ヤフーと寺田倉庫、「ヤフオク!」と収納サービス「minikura」を連携、預けた物をワンクリックでオークションへ出品できる

【9月13日、さくらフィナンシャルニュース=東京】 ヤフー(東:4689)は13日、同社が提供するインターネットオークションサービス「ヤフオク!」と寺田倉庫(本社:東京都品川区)が提供するWEB上で収納物を保管・管理できる収納サービス「minikura(ミニクラ)」と連携したことを発表した。これにより、ユーザーが「minikura」に預けている物は、管理画面上のボタンひとつで「ヤフオク!」に出品できるようになる。

　今回の連携は、「minikura」の特徴である、“預け入れ時にダンボールを専門スタッフが開封し、アイテムごとに写真を撮ってデータを入力してから最適な環境で保管、WEB上で預け入れ品の管理ができる”という機能に「ヤフオク!」のシステムを接続し、「minikura」管理画面からワンストップで「ヤフオク!」への出品を可能にしたもの。さらに、落札者への配送に「minikura」のシステムを利用することで、出品者の住所を開示することなく商品発送が可能となっている。

　料金は、一品ごとに写真撮影して物を管理する「minikura MONO」の場合、キット料金が250円、月額保管料が250円(入庫送料、作業料、写真撮影料、すべて月額保管料に含む)。オークション落札者への送料は(個品1品1梱包につき)800円となる。なお、「ヤフオク!」への出品に関しては、通常通りYahoo!プレミアム会員費の399円(月額)と出品システム利用料(月10回までの出品は無料、11回目以降は10.50円×個数)、落札システム利用料(落札額の5.25%)がかかる。

　両社では今後、寺田倉庫「minikura」の顧客とヤフーが提供する有料会員サービス「Yahoo!プレミアム」会員の連携を進め、両社それぞれの強みを生かしながら連携を深めていきたいとしている。【了】

■関連記事
・ヤフーとファミリーマートなど、「Yahoo!検索」画面からファミマ店舗で使えるクーポンを提供する共同企画を開始
・日産自動車、ヤフー、ダイハツ工業、ジュピターテレコムが増収増益、サイバーAが営業減益=26日の注目銘柄
・ヤフー:今第1四半期の純利益29%増、プロモーション広告全体の売上が大きく伸長、中間期予想を上方修正