デンソー、東京都内に車載半導体回路の設計開発拠点を設置

2013年9月11日 17:17

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 デンソーは11日、車載半導体回路の設計開発体制を強化するため、2014年7月に、新たに東京都内に設計開発拠点を設置すると発表した。

 近年、車両に搭載される環境・安全を中心とする技術の多くは、高度な電子制御が行われている。そして、そうした技術・製品には多くの車載半導体が使用されており、今後もさらに増加していくことが見込まれている。

 デンソーは、カーエレクトロニクスの進展を見据えて1968年にIC研究室を設置し、40年以上にわたって車載用半導体を開発、設計、生産してきたが、今後開発体制の強化に向けて、愛知県内にある既存の本社、幸田製作所、基礎研究所に次いで新たに東京に拠点を設置し、環境・安全分野における最先端の車載用半導体回路の設計開発を行う。

 また、新たな拠点はデンソー本社の一部門と位置づけ、関連研究機関、技術者の多い関東圏を中心に新たに社員を採用していく予定。従業員数は2015年7月時点で約30人、2020年度に約100人を見込んでいる。

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