東方神起、KREVA、DoAs、misono、moumoon、解散発表前のGNDら白熱競演

2013年9月5日 20:22

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記事提供元:Billboard JAPAN

KREVA、DoAs、misono、moumoon、解散発表前のGNDら白熱競演

 8月31日 味の素スタジアムにて【a-nation stadium fes.2013 powered by ウイダーinゼリー】東京初日公演が開催され、ジャンル/レーベルを超えた人気アーティストたちが熱いアクトを繰り広げた。

【a-nation】各出演者ライブ写真一覧

<解散&引退発表直前のガルネク 弾けるキュートさ>

 8月最後のフェスの本編トップバッターを飾ったgirl next doorは、avexフリークであれば反応せざるを得ないキラーチューン「Infinity」をド頭に披露し、いきなり会場を扇情。小麦色に焼けた千紗(vo)の笑顔も眩しく、炭酸飲料のように弾ける佇まいは、近年のアイドルに見習ってほしいほどキュートだった。故にこのアクトの数日後の“ガルネク解散、千紗引退”発表は残念だったが、またいつかザッツ・avexサウンドをこの上なく体現した「Infinity」が【a-nation】で響き渡る日を夢見たい。

<moumoon スタジアムが似合うロックスター的な格好良さ>

 その後も日々軟弱化していく現代音楽シーンにおいて、格の違いを感じさせるアクトが次々登場。moumoonは【a-nation】らしからぬ【WIRE】よろしくの爆音ビートを鳴らしながら、本気で踊らせる為のポップミュージックを連発する。ブルーのサマードレスで登場したYUKA(vo)の夏女ぶりもお見事で、灼熱に負けじと熱量の乗りまくったボーカルを披露。CMソングの影響で穏やかなイメージも強いmoumoonだが、この日はスタジアムがよく似合うロックスター的な格好良さが全面に打ち出されていた。

<misonoの歌唱力に会場騒然 大恩人が作詞したアノ曲も熱唱>

 また、ロックと言えば、misonoのシューティングアクトも凄かった。登場するなり名ミュージカル『アニー』の劇中歌「Tomorrow」をアカペラで熱唱し、その圧倒的な歌唱力に会場は騒然。現在はバラエティ番組の常連タレントとなり、音楽活動は減少気味ではあるが、彼女の音楽、そして歌うことに対する情熱は半端ではなく、最後に「私はきたない声のアブラゼミ 私が死んでも季節が変わるだけ」と、大恩人が作詞した「アブラゼミ♀」を全身全霊で歌い上げる姿は、観客の涙を誘うに十分だった。

<Do As Infinity「あなたの代わりなんていないんだ!」>

 そして【a-nation】における“ロック部門”を毎年一手に引き受けてきたDo As Infinityも、まさかのバンドによるジャムからスタートするという、同イベントではなかなかお目に掛かれないパフォーマンスで圧倒。そこへまた一段と綺麗になった伴都美子(vo)が登場し、間髪入れず大ヒット曲「遠くまで」を歌い放つ。もはや【a-nation】のテーマ曲と言っても過言ではない「本日ハ晴天ナリ」では、晴天の下で「貴方の代わりなんていないんだ!」と笑顔で歌い飛ばし、これまた聴き手の涙腺を刺激した。

<KREVAのかぶきっぷり なんと新曲で5万人の声とコラボ>

 後半戦では、Every Little Thing、TRFといった大常連組によるヒット曲セレクション、SUPER JUNIORの圧倒的にハイクオリティなパフォーマンス等で、5万人の観客はひとつに。また、その中においてアウェー戦に臨んだKREVAのアクトは、今年の【a-nation】を語る上で象徴的な内容となった。まずファンに「一緒に頑張ろう」と告げた上で、それ以外の観客全員を“ファンになる可能性のある皆さん”とし、なんと新曲で5万人の声とコラボするという快挙を達成。どんな環境でもヒップホップで観客はひとつに出来ると、熱と技で証明してみせたKREVAのかぶきっぷりは、かの前田慶次のようだった。

東方神起 茶目っ気あるアクトで不意打ち「Somebody To Love」>

 そんな各出演者がそれぞれのスタイルで鎬を削ったこの日。トリを務めた東方神起の人気ぶりは今年も最強で、会場を埋め尽くしていた【a-nation】カラー“青”い光は、一瞬で東方神起カラーの“赤”い光へと綺麗に切り替わる。無論、歓声のデカさも他の追従を許すものではなく、それに負けじと彼らのライブパフォーマンスも圧倒的。これらは去年同様だが、今年はメンバーの表情や立ち振る舞いに柔らかさがあった。茶目っ気ある仕草を何度も覗かせ、ファン以外の観客も共に歌い踊りたくなる空気を分かり易く流していく。

 結果、もう終わりと見せかけてからの不意打ち「Somebody To Love」は、超大盛況。花火が上がって閉幕しても、その曲を嬉しそうに歌い続ける人の姿が多く見受けられた。

取材&テキスト:平賀哲雄

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