大学生からのアドバイス:生産性を上げる電子機器の扱い方

2013年9月2日 22:32

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 我々の生産性はインターネットやパソコンのおかげで飛躍的に向上していますが、それらの電子機器はもろ刃の剣でもあります。

 スマートフォンが手元にあると、ニュースや動画、面白い記事、友人からのメッセ―ジが常に押し寄せてきます。人は常にインターネットに接続していないとたまらなくなりますが、こういった邪魔が入ることで仕事に集中し続けるのは難しくなります。

 大学生のひとりとして、私は一日中インターネットで気晴らしをしてしまう危険に悩んでいます。ネット上では、とても愉快な猫の動画やTumblrs(マイクロブログサービス)やインターネットミーム(インターネットを通じて広がり進化していく情報)が常に私を大学の課題から引き離そうと待ち構えているのです。

 幸いなことに、パソコンやスマートフォンを使っても生産性やタイムマネジメントのスキルを簡単に向上させることはできます。ですから、ここでは仕事に集中し整理するのに役立つ電子機器を使い方に関してコツをいくつかご紹介したいと思います。

1. 電話が鳴らないようにする
 これはわかりきったようなことに思えるかもしれませんが、仕事を続けるには本当に役に立ちます。もしこれを読んでいる方の中に私と同じような人がいたら、その人はいつも自分の電話を傍らに置いていて、その電話はひっきりなしにブンブン鳴ったり点滅したりしていることでしょう。

 確実に電話に気を散らされないようにする簡単な方法は、それを黙らせることです。こうすることで、仕事の邪魔になる最大要因を排除することができます。さらに、仕事に完全に集中できる時間を増やすことにもなるのです。

2.“やることリスト”を付ける
 毎日仕事を始める前に5分間とって、その日に成し遂げたいことのリストを作りましょう。まだ頭がすっきりしているうちに、もっとも優先されるべき仕事がどれなのか考えるのです。

 そしてこのリストがモニターの片側やデスクトップ上など場所はどこでも、とにかく無視できない、目につくところにあるようにします。これは単純にワードのドキュメントを使ってもできますが、タスク管理ツールのNowDoThisを使ったり、少し複雑なEvernoteFlowを使ってもよいでしょう。

3. カレンダーアプリを使う
 カレンダーアプリケーションは多忙なスケジュールを整理するのに重要です。カレンダーに予定を書き込み、同僚にも自分が忙しいときを確認してもらえるようにしましょう。

 行事予定表を作成し、仕事や社交行事を記録し、ある時期に終わらせたいと思っている仕事の予定を立てます。こうすることで、一日の終りには必ずすべてを終えることができるように時間をとって予定を組むことができるのです。

 私が好んで使っているのはGoogleカレンダーですが、Rainlendar(レインレンダー)やMacユーザーにはiCal(アイキャル)も非常に役立つでしょう。

 毎日自分の予定を整えて生産的に仕事をすることはとても重要なことです。これまでに述べた簡単なコツを実践することで、集中し続けることが可能になり、より効率的に働けるようになるはずです。鍵となるのは、気が散るものごとを避け、今取り組んでいるタスクから脱線しないように記録に残していくことです。

 今回の投稿はデイビッドソン大学(Davidson College)の2年生ケイティ・ライエンデッカーさんによるゲスト投稿です。ライエンデッカーさんはビジネスのためのオンライン・トレーニング・ウェブサイトOpenSesameでコンテンツ開発者としてtimemanagementeLearningcoursesを扱っています。

※この記事はKey Organization Systems提供の記事を財経新聞が日本向けに翻訳・編集したものです。

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