するべきことを整理できない――その代償は

2013年8月28日 22:19

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 人は皆、そうしようと思えばできたのに整理していなかった結果不快な経験――時間が足りなくなる、ものを失くす、機会を逃す等――をします。

 読者のひとり、デイジー・フランクリンさんがホームオフィスでバランスを取るのに苦労していると自身の“告白”を投稿してくれたので、今回はそれをご紹介します。在宅で働くことに関して詳しく知りたい方は弊社の記事“Finding a Home for the Home Office.”(ホームオフィスに適した空間を用意する)をご覧ください。

 フランクリンさん曰く: お話したいことがあります。はっきり言って、私は整理できない人間です。ああ、言ってしまいました。そのために私が支払った代償を知れば、問題を解決する気になるのには十分だと思うかもしれませんが、在宅で働きだして3年以上たっても、私はまだ何もできていません。

■整理できないことによる明らかな代償

 私は自分が時間や仕事を整理したがらないせいで金銭的に損失が出ているのを知っています。それだけで私が自分のやり方を変えるようとするのに十分ではないかと思うかもしれませんが、今までのところ、何も変わっていません。

 私は自分が稼いだ分を見て、多大な努力を無駄にしていることに気が付きました。なぜなら、計画を立てず、あまり生産的でない順序でものごとをしていたからです。私は期限を守りますが、そうするために締め切り日の未明まで起きていることがよくあります。そのせいで体内時計は狂い、結果として寝過ごすことになります。

 想像できるとは思いますが、私は自分で面倒なことを引き起こすたびに、同じことは繰り返すまいと心に誓います。それで、どうなると思いますか―― また同じ失敗をするのです。

 かなり深刻な問題を引き起こしている他の原因もあります。私が在宅で働いているということです。それはつまり、洗濯物や食器においでおいでと呼ばれるという意味です。

 やるべき家事は常にあります。台所にいるときは、何か食べるものを作ろうかと思ってしまいます。床を磨く必要があると思ったら、あっという間に家はきれいになっており、けれども同時に仕事の期限は間近に迫ってきて、予定通りに済ませるために夜遅くまで起きているはめになります。

 ある意味、これは計画が立てられないことよりも問題です。というのも、家をきれいに片づけておくのは正当なニーズだからです。ですから、ここで姿勢の変化が求められます。私は自宅のオフィスでも会社で内勤していたら求められるのと同じように行動しなければならないのです。もしオンサイトで働いていたら家事をするために日に何度も家に帰るということはあり得ません。では、どうして家で働いているときにはそうするのでしょうか。良い質問です。

■整理できないことによる隠れた代償

 月末になっても、期待していたほど稼げていなかったら、落胆します。1日の終わりがきて、しなければならないことをしていなかったと気が付くと、気が滅入ります。夜遅くまで起きていて、くたくたになってベッドに入り、翌日の午後目が覚めたときにまだ疲れが取れていなかったら、憂鬱になります。毎日そんなに気落ちすることがあるのなら正しい方向に舵を取り直そうと思うのに十分ではないかと思うでしょうが、今のところそうなっていません。

 私がこれを書いているのはどう見ても正しい方向に自分を促すためです。これを何度も繰り返し読んで、自分が問題を把握しているとわかりました。こうなると半分うまくいったも同然です。そうするのが自分のためにもっともよいのだとわかっています。私にとっては非常に重要なタスクに見えること、これを、どうすれば達成できるでしょうか。本当のところ、ただ行動に移し、何とかするだけでよいのです。そうするべき時期がきているのです。

 デイジー・フランクリンさんはThe College Cityでオンライン・インストラクターとして働いています。より生産的に活動できるように取り組み、環境を整えてきちんと行動するよう一生懸命取り組んでいます。

※この記事はKey Organization Systems提供の記事を財経新聞が日本向けに翻訳・編集したものです。

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