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売り買い枯れるは反転の前ぶれ=犬丸正寛の相場格言
記事提供元:日本インタビュ新聞社
上昇相場のあとに来る調整で役立つ教えです。出来高を伴った株価上昇の活況相場では高値をつけたあとには信用取引を利用した買方などの処分売りが出ます。[写真拡大]
■売り買い枯れるは反転の前ぶれ
上昇相場のあとに来る調整で役立つ教えです。出来高を伴った株価上昇の活況相場では高値をつけたあとには信用取引を利用した買方などの処分売りが出ます。とくに、株価ピークアウト時には必ずといってよいほど悪い材料の出るものです。その時の悪材料が驚き度合いの大きいほど狼狽売りも大きいものとなります。
しかし、投げが一巡すれば売り圧迫から開放され株価は下げ渋ります。ただ、もう一方の買方も表面化した悪材料に驚き腰が引け様子見となります。その結果、売り買いとも少ない枯れた展開となって『陰の極』といわれる状況が出現します。
「大きい相場のあと」と、「大きい悪材料の出た」ときほど、「陰の極」が出るものです。2013年の相場では5月に1日の出来高が過去最高の84億株にも達していました。それが夏には20億株割れ水準まで減少しピーク比4分の1という状況で、まさに「陰の極」状況です。こういうときにオリンピック東京開催決定といった好材料が出れば相場は急反発に転じる可能性が高いといえます。(執筆者:犬丸正寛 株式評論家・日本インタビュ新聞社代表)
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