LINE、音楽配信やネット通販など新サービス・新機能を発表

　LINE株式会社は21日、同社が運営する無料通話・無料メールスマートフォンアプリ「LINE（ライン）」のカンファレンスイベント「Hello, Friends in Tokyo 2013」を、舞浜アンフィシアター（千葉県浦安市）にて開催した。

　昨年に引き続き今年で2回目となった同カンファレンスでは、登録ユーザー数が世界2億3000万人を突破（昨年比460%）したことや、1日あたりのメッセージ数が70億件（昨年比440%）を超えるなど、LINEの最新利用状況・実績、プラットフォーム展開・グローバル展開の成果と今後の戦略に加え、LINEの新サービスおよび新機能に関する発表が行われた。

　具体的には、LINEの音声通話・トーク機能に加え、今回新たに「ビデオ通話機能」を搭載する。iPhone・Android・PC（Windows/Mac）の対応デバイス間で無料でビデオ通話を利用することが可能となる。遠く離れた恋人・家族・友人とも、お互いの表情を見ながら好きなだけ会話を楽しむことができる。同機能は2013年秋に全世界で公開される予定。

　「LINE MUSIC」は、LINEアプリ内で邦楽・洋楽・K-POPなど様々な楽曲を楽しむことができる音楽配信サービス。「LINE MUSIC」で購入した楽曲をLINE上で繋がっている友人に共有するなど、LINEならではの新しい音楽の楽しみ方を提案する。まずは日本国内で提供を開始し、その後世界中のユーザーがLINEで音楽を楽しむことができる環境を作っていく予定。なお、同サービスは2013年内に公開される予定。

　「LINE MALL」はスマートフォンでの利用に特化したEC（電子商取引）サービス。アプリ内ですべての行動を最適に完結できるよう構造を再定義した。スマートフォンさえあれば、いつでもどこでも誰でも簡単に商品の売買を行うことができる新たなショッピング体験を実現する。同サービスは2013年秋に日本国内で公開される予定。

　「LINE Web Store」は、PC・スマートフォンのブラウザ上からLINEの有料スタンプやLINE GAMEの有料アイテムを購入することができるウェブストア。従来のApp Store、Google Playによるアプリ内決済だけでなく、クレジットカード・PayPal・キャリア決済・電子マネー・プリペイドカードなど様々な決算手段を利用できるウェブストアを用意し、世界中のLINEユーザーの利便性向上を図る。まずは今年9月に日本・台湾で提供を開始し、その後、各国に適用していく。なお、プリペイドカードは、日本国内のセブン-イレブン（9月30日より順次発売）、ファミリーマート（10月1日より順次発売）、ローソン（10月15日より順次発売）の合計約36,500店舗のコンビニエンスストアで販売される予定。

　さらに、「LINE GAME」のタイトルも拡充する。2013年秋以降、「LINE ソニックダッシュ」（セガ）、「LINE パズルボブル」（タイトー）など計11タイトルが順次公開される予定。