味の素、ブラジルのトップブランド風味調味料を4割増産 既存工場を拡張

2013年8月19日 12:57

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 味の素は19日、同社の連結子会社であるブラジル味の素社が、2012年に4,700万ブラジルレアル(約20億円)を投じて、ブラジルでトップブランドの風味調味料TEMPERO「Sazon」(テンペロ「サゾン」)の既存工場を大幅拡張、および生産設備を増強し、今年8月より本格稼働したと発表した。これにより約40%の増産が見込め、今後も拡大が予想される需要に対応することが可能になり、ブラジルに加えてアルゼンチンやチリなどの南米諸国においてさらなる事業の拡大を図る。

 TEMPERO「Sazon」は1988年の発売以来、積極的なマーケティング活動によりブラジルの消費者においしさ、手軽さ、利便性が受け入れられ、広く各種家庭料理に使われている。用途別に合計9品種を展開し、2008年度から2012年度は年平均成長率(販売量)約5%で推移している。今年発売25周年を迎えるTEMPERO「Sazon」は、現在までに累計約35億袋(1袋12小袋入り)を販売しており、強固なブランド力とトップシェアを誇り、ブラジル味の素社の基幹商品となっている。

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