トヨタ、中国R&D新会社で鍬入れ式を実施 2015年に新サイトへ移転

2013年8月9日 13:37

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 トヨタ自動車は9日、同社と中国第一汽車集団公司の合弁R&D会社である一汽トヨタ技術開発有限会社(以下FTRD)が、現地時間8月9日午前10時より、天津市泰達西区の新サイトにおいて鍬入れ式を実施したと発表した。

 トヨタと一汽集団は、一汽トヨタの研究開発の更なる充実をめざし、天津一汽トヨタ自動車有限会社(以下TFTM)及び四川一汽トヨタ自動車有限会社内にあった技術部門を分離統合し、昨年11月にFTRDを設立した。総経理にはトヨタの川瀬正伸エグゼクティブアドバイザーが就任している。

 FTRDはTFTM敷地内で今年5月より業務を開始しており、設計棟、実験棟などの主要設備が完成する2015年に新サイトへの移転を予定している。新サイトの総面積は約11万m2。FTRDは中国における「車両本体の開発」の拠点として、合弁自主ブランド「朗世(ランシー)」を含む中国向けのクルマの開発を行う。

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