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マウスに対し、実際と違う誤った記憶を植え付けることに成功
記事提供元:スラド
あるAnonymous Cowardのタレコミより。米マサチューセッツ工科大の利根川進教授と理化学研究所の研究グループが、マウスに対し人為的な記憶を植え付ける実験に成功したという(読売新聞、Science誌掲載論文、朝日新聞、CNN.co.jp)。
実験では、マウスの脳の海馬と呼ばれる部分にある細胞に対し、光を使って操作を行うことで誤った記憶を植え付けることができたそうだ。今回植え付けた記憶というのは恐怖に関するものだそうで、このように「偽の記憶が蘇る」脳の仕組みは、実際の記憶を司る仕組みと非常によく似ているそうだ。「実際に経験していないことを現実のように思い込んでしまうことがあるのも、それで説明がつく」とのことで、統合失調症などで幻覚を見るような患者の治療法解明につながることが期待されるとのこと。また、「記憶に基づく証言を犯罪捜査の証拠とすることには極めて慎重になるべき」とも指摘されているという。
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