住友商事、ベルギーの大規模洋上風力発電事業に参画

　住友商事は18日、同社と欧州住友商事会社（本社：ロンドン）が、ベルギーのパークウィンド社と、ベルギー沖洋上風力発電事業2案件について各事業会社株式の一部を取得する契約を締結し、事業参画することに合意したと発表した。

　出資案件は、2010年より稼働中のベルウィンド1および建設中のノースウィンドの2案件。ベルウィンド1は、ベルギー沖合約46km、水深約20～32mの北海海域に設置されており、総事業費は約850億円、発電容量は165MW。ノースウィンドは、ベルギー沖合約37km、水深約16～32mの北海海域に建設中であり、総事業費は約1,200億円程度、発電容量は216MWになる見込み。

　ベルウィンド1およびノースウィンドは、着床式モノパイル基礎に据え付けたデンマークのベスタス社製発電タービン合計127基を擁し、電力はエレクトラベル社と長期契約で売電され、約37万世帯分の電力を供給する。

　なお、住友商事はEU当局などの許可を経て、ベルウィンド1で39.0％、ノースウィンドで33.3％の株式を取得する。

　また、住友商事とパークウィンド社は、ベルウィンド1に隣接する発電容量165MWのベルウィンド2プロジェクトについても今後共同開発することで合意している。