ソニーがバックアップSDカードを発売、パソコン内のデータを自動保存

2013年7月19日 12:51

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バックアップSDカード(画像:ソニー)

バックアップSDカード(画像:ソニー)[写真拡大]

  • ソフトウェア“Real-time Backup Utility”の設定画面のイメージ(画像:ソニー)

 ソニーは18日、パソコンに挿入しておくと、あらかじめ指定したフォルダー内のファイルを更新する度に自動でデータを暗号化してバックアップする、業界初のバックアップSDカードを発売すると発表した。発売日は8月20日。価格はオープンだが、市場推定価格は16GBが約3,800円、32GBが約6,500円、64GBが約14,000円。

 同製品は、パソコンに挿入しておくと、あらかじめ指定したフォルダー内のファイルを新規作成や更新する度に自動でカード内にバックアップするため、常に最新のファイルが保存される。また、最新の暗号化方式AES256bitを採用しているため、仕事で使う重要なドキュメントなどを保護する。さらに、バックアップの状態(未完了/完了)が分かるマークがパソコンのファイルのアイコン上に表示されるため、一目で状態が分かる。容量は16GB、32GB、64GBから選択できる。

 今までメモリーカードは、デジタルカメラの撮影時の記録や、スマートフォンのデータ保存容量の拡張などの用途として使われてきた。今回ソニーは、常時利用されることが少ないパソコンのメモリーカードスロットを活用し、ファイルを更新する度に自動で暗号化してバックアップするという新たなソリューションを提供することで、メモリーカードの更なる利便性向上と市場の活性化を図っていく。

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