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今日の為替市場ポイント:参院選後も円安・株高基調は維持されるとの期待
記事提供元:フィスコ
*08:25JST 今日の為替市場ポイント:参院選後も円安・株高基調は維持されるとの期待
昨日18日のドル・円相場は、東京市場では99円47銭から100円35銭で推移。欧米市場では、一時100円66銭まで上昇し、100円43銭で取引を終えた。
本日19日のドル・円は、100円台で取引される見込み。18日は円安・株高・債券高の相場展開となったが、この状況は19日も続く見込み。21日に行われる参院選挙では自民大勝が予想されているが、参院選後も円安・株高の基調は維持されるとの期待があり、ドル・円は底堅い動きを続けることになりそうだ。
18日に行われたバーナンキ米連邦準備制度理事会(FRB)議長の議会証言では、利上げの要件として、景気回復、労働市場の正常化、インフレ率が2%まで回帰することの3点が示された。量的緩和策の終了は金融引き締めに相当するとの意見もあるが、米FRBの解釈では、量的緩和策とは「型破りの金融政策」であり、それを止めることは金融政策を正常な状態に戻すことに過ぎないのかもしれない。インフレ率が2%未満でも量的緩和策を終了することに大きな問題はないと判断しているものとみられる。
バーナンキFRB議長は、資産購入額の減額をスタートする時期について、9月とすることを現時点で判断することに難色を示したが、量的緩和策が2014年中に終了することは既定路線との見方は少なくない。量的緩和策が終了しても実質ゼロ金利政策は長期間維持されることになり、FRBは債券利回りの上昇を抑制することは十分可能であると考えているのかもしれない。《KO》
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