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参院選直前で株高・債券高・円安の不思議な相場展開
記事提供元:フィスコ
*19:05JST 参院選直前で株高・債券高・円安の不思議な相場展開
偶然かもしれないが、参院選の直前になって、円安・株高・債券高の相場展開となっている。この動きを説明するものとしては、米国の量的緩和策の縮小が早い時期にスタートする可能性は低いことが挙げられている。ただし、円安については、参院選で自民大勝ならば株高&円安の基調は維持されるとの見方が浮上しており、これが原因ではないかとの声が聞かれている。
ところで、株式市場はいくつかの矛盾を抱えているように思える。成長戦略を評価するといっても、法人減税が本丸で本当に歓迎できるのかどうか。減税自体は悪い話ではないが、消費増税とセットになるようでは、来年の景気動向が心配になる。また、法人税収が伸びなければ、株高は期待できない。
2007年にかけて株高が進んだことがあったが、この時は法人税収もしっかり伸びていた。法人税収が消費税収を下回っている状況で法人税率を引き下げることが成長戦略として果たして妥当なのかどうか、これが実行される前に市場は再検討する必要があるのかもしれない。《MK》
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