ヤマダ電機が3Dプリンターを販売、イグアスと業務提携

2013年7月18日 13:59

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 ヤマダ電機は18日、JBCCホールディングスの事業会社でJBグループのディストリビューション事業を担う株式会社イグアス(iGUAZU)と、3Dプリンター販売事業で業務提携すると発表した。ヤマダ電機は、株式会社スリーディー・システムズ・ジャパンの技術面等での協力のもと、8月上旬より米スリーディー・システムズ社製の3Dプリンターを店舗で販売するとともに、法人向けにも販売する。

 3Dプリンターは、製造業などの一部の企業ユーザーだけが利用する機器から、一般ユーザーにも手に届く製品へと市場の広がりをみせている。また、米調査会社ウォーラーズ・アソシエイツは、2021年の世界市場規模が12年実績比で約5倍の108億ドル(約1兆900億円)に達すると予測しており、日本国内での普及は世界での導入に比べて遅れがちではあるものの、今後急速に高まるといわれている。

 今回ヤマダ電機は、iGUAZUとの3Dプリンター販売に関する業務提携により、個人向けから企業で活用されるプロフェッショナル向けの3Dプリンターまで幅広いラインナップで販売する。iGUAZUは、米スリーディー・システムズ社の販売代理店として3Dプリンターをヤマダ電機に提供するとともに、グループ会社のJBサービスで保守サービスを提供する。

 具体的には、個人向けでは、パイロット店舗としてLABI1日本総本店池袋で8月上旬より販売を開始し、順次全国に展開する。また、今後店舗での造形サービスも実施する予定。さらに、店頭で3Dプリンターでの造形を体感し身近に感じられるようなイベントを実施し、購買を促進する。法人企業向けでは、法人事業部が既存顧客である一般企業や医療、学校などにアプローチする。また、新規顧客開拓のための商材として活用していく。

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