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パナソニック、スロベニアのゴレーネ社と資本業務提携契約を締結
パナソニックは5日、スロベニアのGorenje gospodinjski aparati d.d.(ゴレーネ)と資本・業務提携契約を締結したと発表した。パナソニックは同提携によって欧州市場における競争力強化と収益性向上を図り、アプライアンス事業の拡大を目指す。
パナソニックは2009年より冷蔵庫と洗濯機を欧州市場に導入し、環境技術を駆使した省エネモデルを中心に高級ゾーンでの商品展開を進め、ブランドイメージの向上に努めてきた。今回、冷蔵庫、洗濯機、調理機器を生産販売するスロベニアの家電メーカー、ゴレーネと提携することにより、欧州域内の生産拠点確保と商品開発力の強化、2012年に市場参入したビルトインキッチン商品の販売網の構築や商品陣容の拡充などを進め、事業のさらなる発展を目指す。
具体的には、パナソニックはゴレーネの第三者割当増資により、12.73%の資本参加を行う。出資額は1,000万ユーロ(約13億円)。ゴレーネはパナソニックブランドの欧州市場向け冷蔵庫を生産し、パナソニックに供給する。また、両社は欧州市場向けの洗濯機を共同開発し、ゴレーネが生産し、パナソニックに供給する。さらに、両社はビルトインキッチン商品の相互供給を行う。パナソニックはゴレーネの販売ルートを活用する。そのほか、両社は他の商品分野や購買や物流などの業務についても今後検討していく。
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