関連記事
中国共産党のバブル退治法
記事提供元:フィスコ
*14:53JST 中国共産党のバブル退治法
中国経済は、信用の膨張によるバブル過程の「ミンスキー・モーメント」に到達しつつあるらしい。
「超高層ビルの呪い(skyscraper curse)」でも、2014年の上海タワー(632メートル)完成がバブル経済の崩壊に警鐘を鳴らしている。
信用の膨張によって上昇した不動産価格は、信用の破裂によって暴落し、民間金融機関は不良債権を抱え込み、そして、政府による公的資金の投入によって、損失は政府のバランスシートに移される。
中国人民銀行が、今月末に大量の満期を迎える「理財商品」という時限爆弾を爆発させるのか、それとも、信管を抜いて爆発を防ぐのか、市場は疑心暗鬼に陥っている。
しかしながら、信管を抜いてもバブル崩壊のカウントダウンを先送りするだけであり、日本のように失われた期間が長期化するだけである。
日本にとっては、中国のバブル崩壊という必然性が、尖閣諸島問題による地政学的リスクに、地経学的リスクを加えている。《MY》
スポンサードリンク