KLab、米マイクロソフトの人気ゲーム「Age of Empires」のスマホ版開発へ

2013年6月25日 13:25

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 スマートフォン向けゲーム開発事業などを展開するKLabは25日、米マイクロソフト社と、6月17日(米国東部時間)に同社のオリジナルゲーム「Age of Empires」のライセンス契約を締結したと発表した。

 「Age of Empires」は、1997年に発表されたスタンドアロン型のPC向けリアルタイム戦略シミュレーションゲームの草分けで、Haloシリーズ、Microsoft Flight Simulator、Forzaシリーズなどと並ぶ、マイクロソフトを代表する大ヒットタイトル。史実に基づき文明を発展させるゲーム性は世界中で支持され、日本でも90年代後半に多くのファンを獲得。特に北米および欧州での人気は根強く、今年4月には「Age of Empires II」のリメイク版「Age of Empires II HD Edition」をパソコン用ゲーム配信サービスSTEAM限定でリリースし、好調な販売を記録している。

 KLabは、この世界的なタイトルのライセンス獲得により、今後「Age of Empires」のiOS版、Android版のゲーム開発およびグローバル配信を英語圏から開始し、日本語を含む他言語に関しても順次展開していく計画。また、スマートフォン用「Age of Empires」のWindows Phone対応に関してもマイクロソフトと協業していく。さらに、KLabとマイクロソフトは今後、Windows Phoneプラットフォームに向けてより多くのモバイルオンラインゲームを提供する技術開発を行っていく。

 KLabは、日本で成功を収めたモバイルオンラインゲームのノウハウを海外向けゲーム向けにアレンジし、積極的に展開を進めてきた。その第一弾となった「Lord of the Dragons」は、3月16日(日本時間)に日米App Store売上ランキングで同時トップ10入りという快挙を達成した。このようなグローバル市場における実績を活かし、マイクロソフトと連携を取りながらKLabの持つノウハウをマイクロソフトの大ヒットタイトルに提供する。

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