『九家の書』第21話 イ・スンギ&スジ、母との別れに切ない“雨の中の抱擁”

2013年6月19日 20:39

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MBC月火ドラマ『九家の書』で、イ・スンギとスジが、豪雨の中切ない抱擁を交わし、視聴者の涙腺を刺激した。

MBC月火ドラマ『九家の書』で、イ・スンギとスジが、豪雨の中切ない抱擁を交わし、視聴者の涙腺を刺激した。[写真拡大]

 MBC月火ドラマ『九家の書』で、イ・スンギとスジが、豪雨の中切ない抱擁を交わし、視聴者の涙腺を刺激した。

 17日に放送された『九家の書』第21話は、視聴率21.8%をマーク、自己最高視聴率を更新して、連続20回同時間帯視聴率1位を記録した。

 この日の放送では、20年ぶりに再会した母ホンミョン(ユン・セア)を失くしたガンチと、父ピョンジュン(チョ・ソンハ)からガンチと別れることを命令されたヨウルの悲しみの姿が描かれた。

 ガンチは、ヨウルから、手当たり次第に殺人を犯しているウォルリョンをホンミョンが引きとめに行ったとの話を聞き、急いでホンミョンを探しに向かった。しかし、そんなガンチをイ・スンシンが引きとめた。

 イ・スンシンは、ホンミョンが、「酷い母親だということは承知しておりますが、最後に一つだけお願いがあります。どうか、ガンチが自分の望む人生を生きることが出来るよう助けてあげて下さい。私の最後の姿だけは息子に見せたくありません」と言ったことをガンチに伝え、「お母さんの意思を尊重してあげなさい。お前のための選択だったはずだ」とガンチを引きとめたのだ。

 これを聞いたガンチは、「やっと母さんの顔を見れると思ったのに・・・。だめです。母を死なせるわけにはいきません」と嗚咽した。

 結局ガンチは降りしきる雨に打たれながら母親に対する悲しみの中、無形道館へと向かった。雨の中、外でガンチの帰りを待っていたヨウルは、「ガンチ・・・、遅かったのね・・・。お母さんは?」と聞いた。ガンチはヨウルの顔を見るなり「母さんが・・・母さんが・・・。行ってしまったんだ・・・」と言いながら大粒の涙を流した。

 ヨウルはガンチを慰めながら深く抱きしめたが、と同時に「ガンチを行かせてあげなさい。お前はガンチを送り出してやらなければならない」と言った父ピョンジュンの言葉を思い出し、今後展開される“切ない別れ”を予感させた。

 視聴者たちは、「今日は『九家の書』を見ながら大泣きした!最後に抱き合う二人の姿・・・。一体これから二人はどうなるの!?」「母親を亡くしたガンチと、そんなガンチを慰めるスジ・・・。なんて悲しいの!!」「涙が枯れるくらい泣いた!最後の抱擁シーンが特に来た!」などの反応を示した。

 一方、21話では、ホンミョンが自分の裏切りによって死を迎えてしまったウォルリョンに、心から愛の告白をしながら自決するシーンが描かれた。ホンミョンは手当たり次第に人間を殺してゆくウォルリョンを命がけで止めようとしたのだ。

 ホンミョンの涙を見たウォルリョンは失っていたユン・ソファ(ユン・セア)の記憶を取り戻し、二人は抱き合って泣いた。ホンミョンは短刀を握り締め、「あの時あなたを傷つけてごめんなさい。この刀はずっと持ってたの。いつかあなたに会う日が来れば、あなたを元に戻してあげようと思ってた。出来ることなら全てをあの時に戻したい・・・。」と言いながら自ら短刀を胸に突き刺した。

 ウォルリョンは全てを思い出し、ソファを抱きしめながら嗚咽した。ソファは、「愛しているわ。ウォルリョン・・・。そして、本当にごめんなさい」と言い残し息を引き取り、お茶の間の涙を誘った。(翻訳:宮本りさ)

※この記事は재경일보提供の記事を日本向けに翻訳・編集したものです。

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