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日立、ベトナムでホーチミン地下鉄1号線の設備一式を約370億円で受注
日立製作所は11日、ベトナム初の都市鉄道となるホーチミン市都市鉄道建設事業向けの設備一式を受注し、総額約370億円となる受注契約をホーチミン市人民委員会鉄道局と締結したと発表した。
ベトナムでは、経済発展に伴う道路交通量の急激な増大が深刻な問題となっており、公共交通による道路渋滞の解消や環境の保全が期待されている。このような背景から、ホーチミン市では複数路線の都市鉄道建設が計画されており、今回の事業はその計画の第1弾となる。
今回日立が受注した1号線は、2018年初めに開業を予定している新たな都市鉄道であり、ホーチミン市中心部から北部地方行きバスターミナルがある市北東部の玄関口を結ぶ総延長19.7キロ(高架区間および地下区間)の路線建設計画。
日立は、車両17編成(51両)や信号システム、列車無線などの通信システム、受変電設備のほか、ホームドア、券売機・改札機、車庫設備を含む設備一式を納入する予定。加えて、開業後の保守についても5年間担当する別の契約を締結する予定。
なお、同事業は、ベトナムにおける初の本格的都市鉄道事業であり、本邦技術活用条件(STEP: Special Terms for Economic Partnership)付き円借款が国際協力機構(JICA)から供与される。
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