生産性を考えた職場空間をデザインする

2013年6月9日 19:00

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 もし読者のみなさんも他の大勢の人と同様だったら、生産性を最大限にするために職場のワークスペースを整えるよりも、今着ている服を選ぶのに時間をかけていることでしょう。

 それはある意味、無理からぬことです。というのも、多くの人は個人オフィスやパーティションで区切られた空間を与えられていて、それ以外のスペースをアレンジする柔軟性は付されていないからです。

 それでも自分のワークスペースをどう整えるかは重要なことで、それによって個人のエネルギーレベルや創造性、全般的な生産性に非常に大きな影響がおよぶ可能性があります。

 こちらのオンラインカレッジの記事には、ワークスペースの大部分がより多くの仕事をやり終えるのに本当の意味で役立っていない理由について、いくつかの素晴らしい見解が載っています。同時に、自分のワークスペースについて(それが在宅であれ内勤の職場であれ)しっかりと考えるために、これからご紹介する理由を検討し、可能なら今までのやり方を実際にいくつか変更してみましょう。

■あらゆる仕事が同じではない
 会社はどこも似たようなやり方でワークスペースを割り当てて配置する傾向がありますが、現実には、同僚同士といえどもまったく異なるタスクを異なる責任を負って担当しているはずです。したがって、現在与えられているレイアウトやワークスペースに対する考えとは違った試みをしたほうが道理にかなっているかもしれません。

■心地よさは生産性の向上を促す
 職場で居心地が良ければよいほど、人はリラックスして創造的にものごとが感じられます。逆に、落ち着かない家具や高さがあっていないモニター、身体的な痛みを引き起こしうるその他の気が散る原因となるものは、実に生産性にとってよくないのです。

■注意散漫は災難
 自分のワークスペースの配置が、他人によって話しかけられたり、すぐ近くのドアを人が通りがかったり、誰かがちょっと立ち寄ったりして常に気が散らされるようになっているのなら、本来望まれているほど生産的に働くことに難しさを感じているはずです。少しでも気が散ることがないように、ものの配置転換を検討したほうがいいでしょう。

■「必要以上」は多すぎる
 一部の電子機器や整理ツール、その他のオフィスアイテムは非常に役にたつかもしれませんが、あまりにも多くのものがありすぎると問題を引き起こしかねません。ワークスペースは、手元に必要なものがすべてあるようにデザインされるべきですが、焦点をそらす余分なアイテムはいらないのです。

■やる気やひらめきはいつでもあるものではない
 気が散ってしまうものの数を最小限にしたいと思っていたとしても、(家族旅行に行ったときの写真のように)あったほうがやる気が出るものやひらめきを与えてくれるものは、仕事を続けて目標を持ち続けるのに役立つようだったら、残しておいた方がいいでしょう。

 肝心なのは、人が生産性を最大限に高めようとするとき、ワークスペースを整えることについては十分な検討がなされていないということです。毎日自分の夢に近づけるような方法で自分の職場を整えてみたらどうでしょうか?

※この記事はKey Organization Systems提供の記事を財経新聞が日本向けに翻訳・編集したものです。

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