【銘柄フラッシュ】京都・大阪・名古屋銘柄が高く東京日産コンピュータシステムも急伸

2013年5月23日 16:55

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  23日後場は、ほぼ全面安の急落となり、値上がり銘柄数は東証1部が1713銘柄中17銘柄、東証マザーズは177銘柄中4銘柄。長期金利が約1年ぶりの1%台に上昇し、中国の景気指標の鈍化も手控え要因とされ、日経平均は7.3%安(1143円28銭安)。

  昨日まで13日連続高で高値を更新してきた富士重工業 <7270> が前場は2.9%高となって引き続き高値に進んだものの、後場は急落し大引けは6.8%安。ファーストリテイリング <9983> も前場は7.2%高まで上げて高値に進んだものの、後場は8.0%安。日立製作所 <6501> も7.3%安、ここ大活況で高値を更新してきたシャープ <6753> は13.1%安。

  ディフェンシブ業種の薬品株も下げる銘柄が目立ち、武田薬品工業 <4502> は3.3%安。中で、小野薬品工業 <4528> (大1)は1.8%高と高値更新のまま値を保ち、名古屋の大手百貨店・丸栄 <8245> は12.8%高、京都本社のフェイス <4295> は1.9%高、サカイ引越センター <9039> (大1)は1.5%高で高値更新など、東証銘柄を避けるような印象も。

  日経平均は7.3%安(1143円28銭安)の1万4483円98銭は本日の安値で終了し、下げ幅は過去11位。2000年4月17日以来、約13年ぶりの急落。同先物は一時売買停止。

  ストップ高銘柄は健在で、半導体検査装置などのウインテスト <6721> (東マ)は半導体BBレシオの回復を材料に17.0%ストップ高、東京日産コンピュータシステム <3316> (JQS)はビッグデータ活用の恩恵などが言われて25.8%ストップ高、日本一ソフトウェア <3851> (JQS)も19.3%ストップ高。

  東証1部の値上がり率1位は協栄産業 <6973> の16.6%高となりPER0.5倍弱のためさすがに割安とされて前引けの2位10.4%高から一段高、2位は丸栄 <8245> の12.8%高、3位はエスケイジャパン <7608> の8.0%高となり北浜銘柄のイメージがあるとされ東証の全面安に逆行高の様相で5月の四半期業績に期待の様子。

  ただ、上場投信もランキングに加えると、日経平均のVI(ボラティリティ:予想変動率)などに連動するNN日経平均VI先物指数 <2035> (東ETF)が14.3%高となり2位に入った。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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