日産と三菱自、6月発売予定の新型軽自動車のオフライン式を実施

2013年5月20日 17:38

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 日産自動車、三菱自動車工業、株式会社NMKVは20日、6月に日産自動車と三菱自動車から発売予定の新型軽自動車のオフライン式を、本日、生産工場である三菱自動車の水島製作所で実施したと発表した。

 日産自動車「DAYZ(デイズ)」「DAYZハイウェイスター」、三菱自動車「eKワゴン」「eKカスタム」として発売される予定の新型軽自動車は、両社の軽自動車事業に関わる合弁会社NMKVで企画・開発された第一弾のモデル。

 新型軽車両は、日産自動車と三菱自動車の合弁会社であるNMKVがクルマづくりの各分野で両社の強みを融合するという、従来のOEMとは異なるまったく新しいアプローチにより生まれた車。両社出身者で構成されるNMKVで創りあげた商品コンセプトに、両社で異なるデザインテイストを織り込み、日産自動車、三菱自動車それぞれのブランドアイデンティティを実現した。また、両社の知見を結集することで、クラストップとなる燃費性能の実現や軽自動車初となるタッチパネル式オートエアコンの採用、さらには上質感のある室内空間の演出など、従来の軽自動車にはない魅力を数多く実現している。

 オフライン式に出席した日産の志賀俊之COO(最高執行責任者)は、「三菱自動車、日産自動車が、軽自動車事業での協業を目的に設立したNMKVで企画・開発した新型軽自動車は、両社の知恵を集めながら、それぞれのブランドの個性を保っている。これは、産業界でも画期的な新しい協業の成果。両社が、日本の軽自動車市場の牽引役になれるよう、これからも、三菱自動車、日産自動車、NMKVが一丸となってがんばっていきたいと思う」と述べた。

 また、三菱自動車の益子修社長は、「私たちは、軽自動車事業で協業することにより規模の経済を享受できるとともに、開発や生産の段階においては、それぞれが従来持っていなかった知見や経験をお互いに取り入れることで、シナジー効果を最大限発揮し、このマーケットで先行する他社に十分伍して戦える商品を手にすることができた。今後、軽自動車マーケットで存在感を示していきたいと思う」と述べた。

 なお、NMKVでは、今回発売する第一弾モデルに続き、NMKVモデル第二弾として、2014年初頭の市場投入に向けてスーパーハイトワゴンタイプの新型軽自動車の開発を進めている。

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