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日立、テレマティクスデータ加工配信サービスを開始 日産リーフで導入
日立製作所は15日、車載情報システム「テレマティックス通信ユニット」に蓄積されている走行履歴情報などを自動車会社を通じて収集し、それらをビッグデータとして分析・加工して、その情報を活用し新たなサービスを創出したい企業に向けて配信するまでをクラウドにて提供する「日立テレマティクスデータ加工配信サービス」を開発し、5月17日から提供を開始すると発表した。
同サービスを利用することで、自動車会社は自社が収集したテレマティクス分野におけるビッグデータの分析・加工、そして配信するまでのシステムを、提供する企業毎にそれぞれ構築することが不要となる。また、それらのビッグデータを活用し、新たなサービスを創出したい企業は、テレマティクス分野のさまざまな情報から必要な情報が加工・分析された上で自動車会社から取得・活用できる。
なお、同サービスは、日産自動車が販売する電気自動車(EV)「日産リーフ」の走行情報をはじめとしたテレマティクス分野のビッグデータを、走行距離連動型自動車保険(Pay As You Drive:PAYD)として損害保険ジャパンが7月1日から提供開始する個人向け自動車保険「ドラログ」に活用するための連携システムに採用された。
同サービスを採用する日産と損保ジャパンは、「日産リーフ」の走行距離と車両位置といった情報を活用し、損保ジャパンの「ドラログ」において、走行距離に応じた保険料を継続契約の2年目から適用するといったメリットのある自動車保険を提供するだけでなく、自動車走行概要をまとめたエコ・安全運転診断を提供するなど保険契約者に価値あるサービスもあわせて提供する。
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