シャープ、ノートPC向けIGZO液晶パネルを拡充 3タイプを新たに生産開始

2013年5月14日 18:24

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 シャープは14日、業界最高水準の画素密度を実現したノートPC向けIGZO液晶パネル3タイプ(11.6型/14型/15.6型)の生産を、6月から亀山第2工場で開始すると発表した。今年1月から生産を開始した13.3型に加え、ノートPC向けIGZO液晶パネルのラインアップを拡充する。

 同液晶パネルは、IGZO技術の採用により薄膜トランジスタの小型化が図れ、光の透過率が向上した。これによりなめらかでくっきりした文字やリアリティ溢れる映像を表示する。

 たとえば14型では、フルHDの1.67倍となる262ppiの画素密度を実現した。また、光の透過率の向上により低消費電力化が図れることに加え、静止画表示時に液晶駆動電力を抑えるIGZOの特性との相乗効果で高い省エネ性を発揮。ノートPCのバッテリー駆動の長時間化に貢献する。さらに、ペン入力ができるタッチパネル対応の設計も可能。

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