キム・スヒョン主演映画『隠密に偉大に』、おバカ⇔超エリートのギャップが魅力

　映画『隠密に偉大に』の主演キム・スヒョン、パク・ギウン、イ・ヒョヌがそれぞれ北朝鮮のスパイに扮し、女性ファンの心をときめかせる予定だ。

　リュファン（キム・スヒョン）は、20000倍の競争率を勝ち抜いた北朝鮮最高のスパイ。射撃はもちろん、語学、医学、工学など全ての分野で最高成績を収めたエリートだ。

　しかし、彼に与えられた任務はなんと貧民街の“おバカ兄さん”！彼は近所の子供たちにからかわれながらも一日3回以上転び、月1回の立ち小便など、“おバカ”としての任務を忠実に遂行する。

　2年という歳月をドングとして完璧に生きてきたが、瞬間的に現れる鋭い眼差しと洗練された身のこなしからは、最精鋭のスパイとしての一面を伺うことができる。

　昼は天然“おバカ”を演じているが、夜は工作部隊5446のエリートスパイ、リュファンに変身するキム・スヒョン。正反対のキャラクターを演じながらヤヌスの魅力を思う存分発揮する予定だ。

　キム・スヒョンに続き、北朝鮮最高位幹部リ・ムヒョクの息子リ・ヘラン役を演じるパク・ギウン。彼は、心の中には出生の痛みを持っているが表面ではクールでポジティブな姿を見せる人物。

　“一度きりの人生楽しまなきゃ損”を人生モットーとしている彼の任務は、ロック歌手志望生で大型オーディションに合格すること！頭からつま先までビジュアルは完璧なロッカーだが、実際は中途半端なギタースキルのため、オーディションでは毎回落選。

　演技派俳優パク・ギウンは、リ・ヘラン役を完璧に演じこなすため体重を増やし、髪をオレンジ色にカラーリングするなど、外的変化はもちろん、ギターの練習にも励んだそう。練習ではあまりにも一生懸命になりすぎて、指の皮が何度も剥け、本番では強力接着剤を使うなどして撮影に臨みスタッフらを驚かせたとのこと。

　出演する作品ごとに特別な存在感で観客に深い印象を与えているパク・ギウン！今回の『隠密に偉大に』では、より一層成熟した演技力を見せてくれるに違いない。

　最後は最年少スパイリ・ヘジン役を演じるイ・ヒョヌ。ヘジンはリュファンに憧れて最年少リーダーの座にまで上り詰めた。

　ヘジンに与えられた任務は、リュファンとヘランを監視すること！彼は、5446部隊の最年少リーダーに抜擢されたものの、尊敬するリュファンを密着監視するという皮肉な状況に立たされることになった。結局高校生になりすました彼は、冷静な最精鋭スパイという事実を隠してリュファンのいる貧民街に潜入した。

　ドラマ『勉強の神』や『花ざかりの君たちへ』では主に爽やかなキャラクターを演じて来たイ・ヒョヌだが、今回それとは180度違った鋭い眼差しと敏捷なアクションを披露する予定とのことで、女性ファンらの関心をますます高めている。

　北朝鮮最精鋭のスパイ3人が予想外の任務を任され、それぞれ“町内のおバカさん”、“ロッカー志望生”、“高校生”として生きることになった・・・。コミカル演技にギター演奏、さらに高難易度アクションまで、様々な魅力をアピールしてくれる3人の姿は、来る6月5日、劇場で確認することが出来る。（翻訳：宮本りさ）

■『隠密に偉大に』予告編