OBARA GROUPの今期第2四半期は2ケタ増収大幅増益

2013年5月8日 04:26

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

■溶接機器関連事業、平面研磨装置関連事業共に好調

 OBARA GROUP<6877>(東1)の今期9月期第2四半期連結業績は、売上高181億6百万円(前年同期比18.4%増)、営業利益31億21百万円(同64.4%増)、経常利益38億74百万円(同81.7%増)、純利益23億26百万円(同101.3%増)と2ケタ増収大幅増益となった。

 溶接機器関連事業は、アジア地域などで積極的な増産投資が行われ、世界各地域の自動車生産は高水準となったことで、設備品の需要拡大への対応並びに消耗品の拡販に努めたことなどにより、業績は好調に推移した。

 一方の平面研磨装置関連事業は、パソコンなど主要エレクトロニクス製品の販売軟調を受け、取引先であるシリコンウェーハなどのエレクトロニクス関連素材において、設備投資及び生産活動は落ち着いた状況であったが、このような環境の下、顧客要求に適合した販売深耕を各業界へ図ったことなどにより、業績は好調に推移した。

 事業別の業績は、溶接機器関連事業は、売上高122億25百万円(同12.5%増)、営業利益24億19百万円(同20.0%増)、平面研磨装置関連事業は売上高、58億93百万円(同33.3%増)、営業利益8億64百万円(前年期は45百万円の営業利益)と共に増収増益となった。

 通期連結業績予想に対する進捗率は、売上高49.0%、営業利益50.3%、経常利益54.5%、純利益49.4%であることから、ほぼ計画通りに推移しているといえる。

 7日の株価は、引け後に発表される第2四半期業績に対する思惑もあり、一時2,750円と377円高の年初来最高値を付けた後、302円高の2,675円で引けた。株価指標では予想PER11.0倍(今期一株当たり純利益241円88銭で算出)、PBR(実績)2.26倍、配当利回り0.74%である。

 1部市場の平均PERは25.7倍、PBRは1.2倍。出来高を伴い、急騰したことから過熱感はあるが、株価指標には割高感はない。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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