クレスコ:前13年3月期連結業績は増収大幅増益を達成

2013年5月7日 17:32

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

■主力の金融分野は銀行及び保険業の案件が増加

 クレスコ<4674>(東1)は7日、前13年3月期連結業績を発表した。

 売上高190億31百万円(前年同期比10.2%増)、営業利益12億42百万円(同20.5%増)、経常利益14億9百万円(同20.1%増)、純利益7億64百万円(同71.8%増)と増収大幅増益を達成。

 ソフトウェア開発事業の売上高は、155億97百万円(同9.1%増)、セグメント利益(営業利益)16億17百万円(同17.5%増)と増収増益であった。主力の金融分野は銀行及び保険業の案件が増加し、前年度を2億86百万円上回り、公共サービス分野は、前年度を24百万円下回った。流通・その他の分野は、サービス業を中心に前年度を10億38百万円上回った。

 組込型ソフトウェア開発事業の売上高は、33億40百万円(同17.3%増)、セグメント利益4億24百万円(同3.9%増)と増収増益。製品別の売上高は、通信システム分野は、通信端末の開発案件が増加し、前年度を2億71百万円上回り、カーエレクトロニクス分野は車載関連の案件が減少し、前年度を4億22百万円下回った。情報家電等、その他組込型分野は、前年度を6億42百万円上回った。

 商品・製品販売事業等その他の売上高は、93百万円(同25.3%減)、セグメント損失26百万円(前年度45百万円)と大幅減収ながら、赤字幅は縮小した。

 今期については、国内企業のIT投資は、マルチデバイス需要を背景に、スマートフォンやタブレットPCの普及が更に加速し、ソーシャルメディアやモビリティ分野、クラウド・サービス分野の急成長が見込まれている。また、「ビッグデータ」として注目されている企業内の膨大な情報を活用するビジネスインテリジェンス分野も有望視されていることから、事業環境は良好。

 今期連結業績予想は、売上高220億円(前期比15.6%増)、営業利益14億10百万円(同13.5%増)、経常利益15億30百万円(同8.5%増)、純利益8億60百万円(同12.5%増)と増収増益を見込む。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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