ホンダ、メキシコに新トランスミッション工場を建設 約447億円を投資

2013年5月7日 11:50

印刷

 ホンダのメキシコにおける生産販売会社であるホンダ・デ・メキシコ・エス・エー・デ・シー・ブイ(HDM)は、現在新四輪車工場を建設しているグアナファト州のセラヤ工場敷地内に、年間生産能力約70万台規模の四輪車向けトランスミッション工場を建設する。投資額は約4.7億ドル(約447億円)。

 新トランスミッション工場は、CVT製造において圧倒的な競争力を持つグローバル供給基地と位置づけ、新四輪車工場と同一敷地内に建設することでメキシコのインフラを最大限活用した高効率な生産体制を構築する。

 新トランスミッション工場は、2014年春の四輪車完成車ラインの稼働開始に続いて2015年後半に稼働開始する予定で、初年度の年間生産能力は35万台規模の予定。2016年後半には70万台規模へと拡張し、従業員はフル生産時で約1,500人を予定している。

 メキシコ新工場はホンダにとって3番目の北米トランスミッション工場となり、これによりホンダの北米におけるトランスミッションの年間生産能力は現在の137万5千台から2016年には200万台超へと増加する。

 HDMの現在の四輪生産能力は年間6万3千台となっており、2014年春予定のセラヤ新四輪車工場の稼働開始により年間生産能力は26万3千台へと増加する。また、2012年のメキシコ国内での四輪車の販売実績は5万4千台(前年比150.6%)と着実に販売台数を伸ばしている。

関連記事