【株式評論家の視点】オルトプラスは圧倒的な成長力が株価を支援、5月13日の決算が焦点

2013年5月2日 10:04

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

<銘柄の見所>

  オルトプラス <3672> (東マ)が反騰力を強めてきた。3月14日に東証マザーズに新規上場されたニューフェースだが、上場当日は公募価格1500円に対し、初値が4015円と爆発的なスタートを切った。これだけの高値上場となると、その後は利益確定の売りが膨らむのは当然の流れで、同社の株価も4月10日には2702円まで売り込まれた。しかし、そこから一気に押し目買い相場に転換し、以後は着実に戻り足を強化、高値へ挑戦の勢いを見せている。

  株価押し上げの原動力は圧倒的な成長性と言えそう。2010年9月期には営業損失1400万円の状態にあったが、営業利益は2011年9月期に1億200万円と黒字転換し、2012年9月期に1億7400万円、そして今2013年9月期は9億700万円まで一気に駆け上がる見通しだ。

  同社は、フィーチャーフォン、スマートフォン等のモバイル端末向けソーシャルゲームの企画、開発及び運営を行う「ソーシャルゲーム事業」を主たる事業にしている。今9月期の第1四半期は、売上高が6億3600万円(前年同期の比較なし)、営業利益が2億7800万円(同)となった。既存タイトルの売り上げが堅調に推移、2012年9月に提供を開始したスクウェア・エニックスホールディングス <9684> との協業タイトル「エンペラーズ サガ」等、他社版権を利用した新規タイトルも寄与した。

  ソーシャルゲームは、これまでの家庭用ゲーム専用機のタイトルとは異なり、ユーザーが短時間で気軽に楽しめるという利点が受け入れられており、市場規模はなお拡大が予想されている。

  今9月期の第1四半期の営業利益2億7800万円は、3月中間決算予想の4憶7200万円の59%をカバーしている。5月13日に発表が予定されている好決算へ向け、期待人気がさらに高まる方向が予想される。(株式評論家・隆盛)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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