東洋ゴム、本社を兵庫県伊丹市に移転へ 2015年8月の創立70周年で

2013年4月23日 16:06

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新本社社屋完成予想図(左手前)と現タイヤ技術センター(右手奥)(画像:東洋ゴム工業)

新本社社屋完成予想図(左手前)と現タイヤ技術センター(右手奥)(画像:東洋ゴム工業)[写真拡大]

 東洋ゴム工業は23日、2015年8月に迎える会社創立70周年の記念事業の一環として、新本社ビルを兵庫県伊丹市に建設し、同年同月、本社社屋をタイヤ技術センターに隣接移転すると発表した。

 東洋ゴムは現在、戦略事業のグローバル展開強化と迅速な意思決定による経営のスピードアップを図るため、経営機能の集中による充実、そして緊密な連携を志向している。昨年5月に東京本社機能を大阪に統合したのに続き、今年11月には兵庫県川西市に新たな研究開発拠点を開設する予定。

 また、今年3月末に発足した新経営体制では、「企業力を高め、持続的かつ革新的に成長し続けること」を経営テーマに掲げており、今回の本社移転は企業力をより強固にするための重要な基盤づくりであると位置づけている。

 新本社を建設するのは、東洋ゴムのタイヤ技術センター(兵庫県伊丹市)の敷地内にある空スペースで、技術開発拠点に隣接することになる。また、川西の研究開発拠点から車で約20分の距離にあり、本社、タイヤ技術開発拠点、研究開発拠点が至近エリアに集積することになる。

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