岩城滉一氏「民間宇宙機」でのフライト決定

2013年4月21日 13:12

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記事提供元:スラド

maia 曰く、 俳優の岩城滉一氏(現在62歳)が2014年にも Space Expedition Corporation(SXC)の宇宙機で「民間宇宙飛行」をするそうだ(スポーツ報知の記事)。高度60kmという話からすると、機材はLynx Mark Iとみられる。高度的には100km以上とする「宇宙」の定義に満たないが、SXCでは「宇宙の境い目」と表現している(SXC - 宇宙飛行)。

Lynx Mark Iとすればモハベ宇宙港から離陸して約42kmの高度でエンジンを切り、最高点が61kmとなる弾道飛行を行う。数分間の無重力と減速による4Gを体験した後、出発した滑走路に着陸する。宇宙機は2人乗りで、乗客ではなくコパイロットとして搭乗することになる(SXC - 宇宙船)。宇宙飛行士としての訓練も必要だ。岩城氏は時計ブランド「Luminox」のプロジェクトで飛ぶようだが、チケット代は高度61kmフライトが95,000ドル、100km超フライトが100,000ドルとなっている(SXC - 予約)。前者のLynx Mark I は2014年、後者のLynx Mark II は2015年のフライト開始が予定されている。Lynx Mark I は習熟を意図したファーストステップという事か。

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