セキュリティーソフトウェアのアップデート、数千台のコンピューターを動作不能に

2013年4月20日 13:11

印刷

記事提供元:スラド

eggy 曰く、 セキュリティーベンダーMalwarebytesが15日に公開したウイルス定義ファイルにより、正規のWindowsシステムファイルがマルウェアと誤認されて数千台のコンピューターが動作しなくなってしまったそうだ(Malwarebytesのブログ記事V3.co.ukの記事The Inquirerの記事本家/.)。

ウイルス定義ファイルが公開されたのは太平洋標準時15日午後3時ごろ。8分後に削除されたが、同社のヘルプデスクやフォーラムに問い合わせが殺到したという。Malwarebytesは数時間後に修復ツールと修復手順を同社フォーラムで公開している。トラブルが発生した原因は、ウイルス定義ファイルを圧縮および暗号化するツールに問題があり、ファイルが破損したことを検出できなかったためだという。Malwarebytesではツールを修正したほか、テスト用サーバーの構築や、サポートチームの増強などの対策をしたとのことだ(Malwarebytesのブログ記事2)。

 スラッシュドットのコメントを読む | セキュリティセクション | セキュリティ | バグ

 関連ストーリー:
「すっきり!! デフラグ」開発者、ソフトの利用規約にウイルスバスターとの併用を禁止する条項を追加 2013年04月09日
Sophos、自社製品をマルウェアと誤検出 2012年09月22日
トレンドマイクロの誤検知、フリーソフトの開発を停止に追い込む 2012年07月11日
Aviraが自分自身をマルウェアと誤検出 2011年10月31日
Microsoftのセキュリティ製品、Google Chromeをマルウェアと誤認識 2011年10月02日
avast!、自動更新でミス、正常なファイルをウイルスと誤認識 2009年12月04日
AVGがWindows XPのシステムファイルをウィルスと誤認識する不具合 2008年11月13日
トロイの木馬と誤認され続けるexerb 2008年03月21日
OneCareがOutlookのメールフォルダを間違って削除 2007年03月10日
McAfeeのウイルス対策ソフトに障害 2006年03月13日
MS AntiSpywareがNorton AntiVirusを木馬と誤認定 2006年02月12日

 

※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。

関連記事