ソニーとオリンパスの医療事業合弁会社が発足

2013年4月16日 18:24

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 ソニーとオリンパスは16日、両社の医療事業合弁会社として「ソニー・オリンパスメディカルソリューションズ株式会社」が4月16日付けで設立されたと発表した。

 「ソニー・オリンパスメディカルソリューションズ」は、ソニーが有するデジタルイメージング技術などの最先端のエレクトロニクス技術と、オリンパスの有するレンズ、光学技術などの医療機器製造・開発技術を組み合わせ、質の高い医療の機会を多くの人々へ届けることで、世界の医療の発展への貢献を目指す。

 新会社は、革新的な新型外科用内視鏡及びその関連システムなどの開発・設計・製造・販売と、手術室等へ向け医療機器・映像機器の新たなシステムソリューション事業を全世界で展開していく。

 ソニーの平井一夫社長兼CEOは、「ソニーは、メディカル事業を中長期的な成長領域として位置づけ、強化すべく取り組んでおり、このたび、その中核となる合弁会社が設立されたことを大変喜ばしく思う。ソニーは、新会社にソニーが有する最先端のイメージング技術や人材、資産などを投入していく。そして、これらとオリンパスが培ってきた医療技術及び事業経験と組み合わせることで、新会社が医療業界にイノベーションをもたらし、大きく飛躍すると確信している」とコメントしている。

 また、オリンパスの笹宏行社長は、「世界トップレベルの映像技術を有するソニーとの合弁会社設立が実現し、医療の将来に向けた一歩を踏み出した。オリンパスは、収益・成長のドライバーである医療事業において『外科事業の飛躍的成長』を重点施策の一つに掲げている。両社の技術を融合しシナジーを最大限に発揮させることで、オリンパス単独では成し得ない革新的な製品を開発し、世界の医療の発展に貢献できるものと確信する」とコメントしている。

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