JXエネルギー、米太陽光発電メーカーとパートナーシップ契約の協議を開始

2013年4月10日 17:49

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 JX日鉱日石エネルギーは10日、米太陽光発電メーカーのファーストソーラー社(以下FS社)と、FS社が製造を予定している米テトラサン社の技術を用いた結晶シリコン系高効率太陽電池モジュールの日本市場での販売事業に関するパートナーシップ契約について協議を開始したと発表した。

 テトラサン社は、結晶シリコン系高効率太陽電池セルを安価なコストで製造する独自技術の開発を行う米ベンチャー企業であり、JXエネルギーは2009年に同社へ出資し、筆頭株主としてその研究開発活動を支援してきた。

 今回、テトラサン社とJXエネルギーを含む株主は、テトラサン社が有する技術による結晶シリコン系太陽電池セル生産プロセスの確立に一定の目途がついたことから、世界有数の量産技術を持つFS社の主導により確実かつ早期に量産化を図ることとし、FS社がテトラサン社の全株式を取得することに同意した。

 今後JXエネルギーは、FS社が生産する高効率太陽電池モジュールについて、日本市場における独占販売権の取得を目指して協議を進めていく方針。

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