NEC、中国・重慶市とスマートシティやクラウド分野で戦略的パートナーシップ

2013年4月10日 12:26

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 NECは10日、スマートシティやクラウドサービス分野に関して中国重慶市と戦略的パートナーシップを締結することで基本合意したと発表した。

 重慶市は中央直轄市であり、中西部地区大開発戦略の中心都市として、今後これまでの工業中心から情報産業への転換を図る方針。

 重慶市とNECは、今回締結した戦略的パートナーシップに基づき、IT人材育成、最先端技術開発、商品・サービス開発、販売展開というエコシステムを同市で発展させる。

 具体的には、重慶市発のクラウドサービス事業を行う現地法人の設立と、クラウドサービスを提供するために、NECのクラウドサービス提供基盤を配備した現地のデータセンターを設立する。

 さらに、中国やグローバルに貢献し社会を支える行政・交通・防災・エネルギー・医療・農業などの各種クラウドサービスアプリケーションの開発やクラウドコンピューティング技術研究を行う研究所を重慶に設置する。

 また、優秀なクラウド人材の育成、技術認定などを行う教育機関を現地との連携により設置する。

 NECは、将来的には同市向けのみならず、重慶発中国全土、更に中国発グローバルのサービス開発・提供を実現すべく、同市の産業振興を推進していく考え。

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