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【銘柄診断】インテリジェントウェイブは大日本印刷と連携強化で業容拡大、株価は再上昇近い
<業績&株価分析>
インテリジェントウェイブ<4847>(JQS)は、クレジットカード会社や証券会社向けのシステム開発受託を主力として、親会社の大日本印刷<7912>との連携強化で業容拡大に取り組んでいる。株価は2月末から動意付いて水準を切り上げ、底値圏からの脱出を鮮明にしている。
今期(13年6月期)連結業績見通しは、2月1日に売上高を増額して前期比10.7%増の58億円としたが、利益を減額修正して営業利益は5億50百万円の赤字、経常利益は5億30百万円の赤字、純利益は5億30百万円の赤字見込みとした。クレジットカード業界でシステムやハードウェアの更新需要が活発なため、カードビジネスフロント業務の売上高が想定を上回る模様だが、一方でクレジットカードのオンライン決済に係るシステム開発の大型案件が不採算化した模様だ。またシステムソリューション業務では、システム開発受託がやや低調な模様である。
株価の動きを見ると、概ね1万8000円近辺でモミ合う展開だったが、2月下旬に動意付いて3月6日の2万4730円まで上伸し、11年5月の2万4200円を突破した。その後は上げ一服の形となり概ね2万1000円近辺で推移している。3月26日の終値2万1500円を指標面で見ると、今期予想配当利回り(会社予想の年間500円で算出)は2.3%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS1万8679円92銭で算出)は1.2倍近辺である。
2月末から急伸したため、週足チャートで見るとやや過熱感を残している形だが、11年5月の2万4200円を突破したことで底値圏からの脱出を鮮明にしている。また日足チャートで見ると、25日移動平均線が追い付いて再動意の兆しを見せている。今期業績悪化は織り込んだと考えられ、来期(14年6月期)業績改善に対する期待感で上値を試す可能性があるだろう。(本紙・シニアアナリスト水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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