トヨタ、米工場からロシアとウクライナへSUV「ヴェンザ」を輸出

2013年2月27日 11:00

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 トヨタ自動車は26日、米国トヨタ自動車販売が、米ケンタッキー工場で生産しているクロスオーバーSUV「ヴェンザ」を、4月よりロシアおよびウクライナへ輸出すると発表した。輸出台数は当面、年間でロシアへ約4,000台、ウクライナへ約1,000台、合計約5,000台を予定している。

 ロシアとウクライナの両国ではトヨタ車の販売が大きく伸長しており、昨年のロシアでの販売は前年を27%上回る16.9万台、ウクライナでの販売は前年を13%上回る1.6万台となった。今回、顧客の要望により一層応えることができる多様なラインナップを提供すべく、新たにヴェンザを追加することとした。

 米国生産車の輸出は1988年に開始し、現在の輸出先はカナダ、メキシコをはじめ21カ国・地域に及んでおり、米国がグローバル市場に向けた供給拠点として着実に成長していることを示している。昨年の輸出台数は前年を45%上回り、過去最高の約12.4万台となった。

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